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ヒオウギ と ヒメヒオウギズイセン [草花 夏]

7月に咲いたヒオウギの花。

10月になって実が成り、種が出来ました。

黒い実から茶色の種がむき出ているのがおわかりになると思います。

でも、この黒いものが種なのか実なのか、正確なところはよくわかりません。

この黒い実(あるいは種)、ぬばたまと呼ばれるそうです。

和歌に出てくるあのぬばたま。

黒や闇に掛かる枕詞のぬばたま。

この黒い実のことだったんですね。

ヒオウギ実1l.jpg


ヒオウギ実2l.jpg


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ヒオウギは種を飛ばすし、本体が増殖するし、どんどん増えていきます。









2016/7

なんだか似たような名前の花があるので混乱しますよね。

まずはヒオウギ(檜扇)から。

ヒオウギ(檜扇) 0l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 葉l.jpg

この肉厚の葉っぱの重なり具合が檜扇に似ているところが名前の由来です。









ところで、檜扇をご存知ですか?

檜扇と書いて(ひせん)とも(ひおうぎ)とも読みます。

あれです、舞台上で芸人がスパーンと顔を叩いているやつです。

あ、あれはハリセンでした。

檜扇は木製の扇子のことです。

檜(ひのき)が主に使われるところから檜扇。

檜扇.jpg









ヒオウギ(檜扇) 1-1l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 1-2l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 1-3l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 1-4l.jpg









このヒオウギ、植えてないのに勝手に生えてきました。

鳥がタネを落としたのでしょう。

秋には結実しますので、成ったらまたご紹介します。

ヒオウギ(檜扇) 2-1l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 2-2l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 2-3l.jpg

このヒオウギ、日本三大祭のひとつ、京都祇園祭の際には必ず飾られます。

なぜ?

なんでもヒオウギが悪霊退散した故事にちなむとか。

で、その故事ってどんなの?

それが調べてもいっこうにわかりません。

ヒオウギの悪霊退散、どんな話しだったのでしょうね。



ちなみに祇園祭はもともと祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれていました。

ぶっちゃけて言えば、御霊とは災いをもたらす悪霊怨霊のことです。

祇園祭とは本来そういう御霊を鎮める祭りでした。

そのため悪霊退散の効果があるとされるヒオウギが欠かせないものになったのでしょう。









ヒオウギ(檜扇) 3-1l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 3-2l.jpg


ヒオウギ(檜扇) 3-3l.jpg









今日は少し長いです。

続きまして、ヒメヒオウギスイセンです。

ヒオウギとヒメヒオウギとスイセンがごっちゃになってます。

もう何がなんだか。

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この葉は細くて薄いです。

どんどん増えていきます。









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ヒメヒオウギスイセン 1-3l.jpg









ヒメヒオウギスイセン 2-1l.jpg


ヒメヒオウギスイセン 2-2l.jpg


この花の魅力って何なんでしょう。

香りもないし。

先のヒオウギも、黒い斑点が可愛らしいとかきれいとか言う人がいますが、そうなんですか?

自分にははちょっと不気味な感じを受けるのですけど、美的感覚は人それぞれ違うということなんでしょう。

お好きな方、お気を悪くされたならすいません。









ヒメヒオウギスイセン 3-1l.jpg


ヒメヒオウギスイセン 3-2l.jpg


ヒメヒオウギスイセン 3-3l.jpg









これ以外にもヒメヒオウギという花もあります。

こちらは春に咲く小さな花です。

その記事はこちら




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